NANIROWeb
LET’S TRYお子さんと一緒に、「もし自分が絵本の登場人物だったら、この場面でどんな気持ちになる?」と聞いてみましょう。

目的
人の立場に立って「相手の気持ち」を想像してみましょう
「もし自分が絵本の登場人物だったら、どうするかな…」と、自分以外の”誰か”の気持ちになってみることで、お子さんが感情に興味を持ち、自分や相手の気持ちを大切にできるようになります。
普段の生活の中で、お子さんに「今、お友達はどういう気持ちでいるのかな?」「とっても嬉しいよ!あなたはどう?」と問いかけるだけでも、同じような効果が期待出来ますよ。
期待できる効果
「自分と相手の気持ちは違う」ということに気づけるでしょう
感情の動き・気持ちの変化に注目する習慣がつくことで、自分や相手への気持ちの感度が高まります。
自分の気持ちを言葉で伝えることが上手になり、「自分の気持ちが伝わらない」「分かってもらえない」とイライラすることが少なくなるでしょう。
LET’S TRY例えば、以下のような会話からはじめてみませんか。

-
保護者
この主人公は、鬼と戦う時、どんな気持ちだったと思うかな?
-
子ども
とってもドキドキしていたと思うよ。
-
保護者
そうかもしれないね!主人公の気持ちになって考えられるのは、素敵なことだよ!
うまく答えられなくても問題ありません。気持ちを言葉にできるよう、やさしく誘導してみましょう。
-
保護者
この主人公は、鬼と戦う時、どんな気持ちだったと思うかな?
-
子ども
気持ちってなに?
-
保護者
例えばさ、『戦いが楽しみ』とか『本当は怖い』とか。どう思う?
-
子ども
本当はちょっと怖かったかもしれないね。ぼくだったら怖いよ。
-
保護者
そうかもしれないね。ちょっと怖かったけど、みんなが応援してくれたから頑張って戦えたのかもしれないね。主人公の気持ちになって考えられるのは、素敵なことだよ!
答えにくいお子さんには、「好きかな?嫌いかな?」「面白かった?つまらなかった?」と、2択で聞き直してみましょう。
ポイント
これらの会話は、「もし自分だったらどう思うか、気持ちを想像してみること」が目的です。
答えに正解はありません。お子さんが気持ちを言葉にできたことをほめ、認めてあげましょう。
上手に答えられなくても全く問題ありません。
「お母さんは△△だと思ったよ。」など、答え方の見本を見せてあげてもいいですね。
また、気持ちを表す言葉は、ワクワクやプンプンなどのオノマトペでも構いません。
お子さんがオノマトペで表現した気持ちは、「喜びかな」「怒りかな」など、
言葉で言い換えて伝えてあげると、お子さんの(気持ちに関する)語彙力が高まります.
子ども達は保護者の方に認めてほめてもらう事が大好き。
保護者の方からの愛情が心の栄養になり、毎日の活力へと繋がります。
お子さんとの会話をきっかけに、子ども達をたっぷりとほめてあげましょう。
絵本の感想を話し合うなど、“気持ち”に関する会話をすることで、お子さんが感情に興味を持ち、自分や相手の気持ちを大切にでききるようになります。
声をお聞かせください
よろしければ、上記のアドバイスに関するご感想、ご質問などがあればぜひご記載ください。